【子ども】夜、咳き込んで吐く…原因は鼻水⁉|看護師ママの体験談

子どもが夜に咳き込んで吐く原因は鼻水?のアイキャッチ画像 子どもの体調・おうちケア
相談ママ
相談ママ

鼻水が出はじめると、子どもが夜、寝てから咳き込んで…。ひどいと吐いちゃうんです。昼間はけろっとしてるのに、なんで夜だけ?

はる
はる

あぁ、それはつらいね…。夜中の片づけもあるし、ママもゆっくり眠れないよね。うちの娘も、花粉症で鼻水が出る時期は、まさにそうだったの。

相談ママ
相談ママ

はるさんのところもですか!正直、寝不足でイライラしちゃって…。そんな自分もいやで。

はる
はる

わかる、私もそうだったよ。うちの場合、原因は「鼻」だったんだ。落ち着くまでにやってみたこと、正直に話すね。

この記事では、看護師で小学生の姉妹のママである私が、わが家の体験をもとにまとめました。

この記事でわかること
  • 子どもが夜だけ咳き込んで吐く理由
  • わが家で夜の咳込みが減った「鼻」へのケア
  • 試したけれど、咳込みは変わらなかったこと
  • 咳で吐く夜の、枕元の備え
  • 受診の目安

結論:夜だけ咳き込んで吐くのは「鼻水」が原因のことも

寝ると鼻水がのどに流れ込み、それが刺激になって咳き込む。咳の勢いで吐いてしまう。
わが家の娘は、まさにこのパターンでした。

加湿器やはちみつなど、いろいろ試しましたが、夜の咳込みが減ったのは、鼻水そのものへのケアをしてからでした。

  • 耳鼻科で鼻の治療をする
  • 寝る前に、鼻の中をすっきりさせる

もちろん、夜の咳の原因は鼻水だけではありません。この記事の後半の「受診の目安」もあわせて読んでくださいね。

なぜ夜だけ?咳き込んで吐くしくみ

鼻水がのどのほうへ流れることを「後鼻漏(こうびろう)」といいます。
鼻水が少しのどに流れるのは誰にでもあることですが、量が多かったり、ねばねばしていたりすると、のどや気管を刺激して咳の原因になります。

特に、仰向けに寝ると鼻水がのどにたまりやすく、夜や明け方に咳が出やすくなります。

さらに、夜は体のしくみとしても咳が出やすい時間です。
眠っている間は、体を休める「副交感神経」がはたらきます。副交感神経には、空気の通り道(気道)を少し狭くするはたらきがあるため、夜から明け方にかけては、ちょっとした刺激でも咳が出やすくなるんです。喘息の発作が夜や明け方に起きやすいのも、これが関係しています。

「寝ると鼻水がのどに流れる」と「夜は気道が狭くなりやすい」。
この2つが重なるので、昼間は元気なのに、夜だけ咳き込んでしまうんですね。

相談ママ
相談ママ

だから昼間はけろっとしてるんですね!でも、吐いちゃうのは大丈夫なんですか?

はる
はる

子どもは、咳き込んだ勢いで吐いてしまうことがよくあるの。吐いたあとに元気があって、呼吸が苦しそうでなければ、まずは落ち着いて大丈夫だよ。

咳は、のどにたまった鼻水や痰を外に出そうとする、体の大切な反応です。吐いてしまうのはかわいそうですが、それだけ一生懸命に出そうとしているんですよね。

夜の咳込みを減らしたのは「鼻」へのケア

娘が夜に咳き込むのは、鼻水が気になる時期。その時期は毎晩、寝てからしばらくすると咳き込み、吐いてしまう日もありました。

耳鼻科で鼻の治療をしてもらった

耳鼻科を受診すると、花粉の影響で、鼻の中の粘膜が炎症を起こしているとのこと。飲み薬に加えて、点鼻薬も処方してもらいました。

点鼻薬と飲み薬を数日続けると、鼻水が少し落ち着いてきます。
すると、それに合わせて夜の咳込みと吐き戻しも落ち着いてきました。

「咳」が出ているけれど、元をたどると「鼻」。
咳だけを見ていると気づきにくいところですが、わが家ではここが一番の近道でした。

寝る前の鼻うがい

もうひとつ、わが家で続けているのが、寝る前の鼻うがいです。
花粉症の時期だけ、寝る前に鼻の中を洗っておくと、夜の咳込みと吐き戻しがぐっと減りました。

子どもに使うときは、やり方を間違えると耳を痛めることもあるので、注意点をしっかり守ることが大切です。
使っている鼻うがいの体験と、子どもに使うときのコツ・注意点は、こちらの記事にまとめています。

▶ 【子ども】咳・鼻水で眠れない夜の救世主「鼻うがい」|看護師ママの体験談

風邪の鼻水のときは?

相談ママ
相談ママ

風邪で鼻水が出ているときも、鼻うがいしていいんですか?

はる
はる

風邪のときも、同じように夜に咳き込んで吐いちゃうことはあるよね。でも、風邪のときの鼻うがいは注意が必要なの。

風邪のときの鼻うがいは、メーカーが「中耳炎を起こすおそれがあるため控えてください」と案内しています。

風邪のときの鼻のケアは、基本の「鼻水を外に出す」です。

  • 自分で鼻をかめない小さいうちは、鼻吸い器で吸ってあげる
  • 鼻をかめるようになったら、すすらずに、片方ずつやさしくかむ

正直に言うと、風邪のときは、鼻のケアをしても咳き込みや吐き戻しが、花粉症の時期ほどはっきり減る感じはしません。
風邪の鼻水は、原因の風邪が治るまで、出してもまたわいてくるからです。

また、鼻と副鼻腔の炎症(鼻副鼻腔炎)は、風邪がきっかけで起こることが多いといわれています。
鼻水が長引く、黄色や緑のねばねばした鼻水が出る、熱がある、耳を痛がるときは、小児科や耳鼻科を受診してくださいね。

ほかに試したケアと、わが家での正直な結果

鼻のケアにたどり着くまでに、よく紹介されている方法もひととおり試しました。
わが家の場合は、どれも「咳込み」そのものは大きく変わりませんでした。 ただ、それぞれよかったこともあります。

試したケアよかったこと夜の咳込みは?
加湿器寝起きの乾燥がやわらいだ大きく変わらず
ホットミルク+はちみつ寝つきがよくなった変わらず
ネブライザー(吸入)寝始めは楽そうだった明け方にまた咳き込む
枕を高くする(寝相が悪くて続かず)わが家には向かなかった

加湿器

寝起きの、のどや鼻の乾燥は落ち着いた感じがしました。
でも、夜中の咳込みに大きな変化はありませんでした。

ホットミルク+はちみつ

寝つきはよくなりました。寝る前のほっとする時間にもなります。
ただ、咳込みは変わりませんでした。

はちみつは、1歳未満の赤ちゃんには与えないでください(乳児ボツリヌス症のおそれがあります)。

ネブライザー(吸入)

家庭用のネブライザーを購入して、医師に処方してもらった薬を吸入していました。
薬が効いている寝始めはまだ楽そうでしたが、明け方になるとまた咳き込んでしまいました。

ただ、ネブライザーは、どの家庭でもすぐに試せる方法ではありません。

  • 家で使うには、家庭用のネブライザーを自分で購入する必要があります。一般的に、持っている家庭は少ないと思います
  • 吸入する薬は医師の処方が必要です。こちらから医師に相談して、処方を希望しないと出してもらえないことが多いです

家庭用ネブライザーの使い心地や、嫌がる子への工夫は、こちらの記事にまとめています。

▶ 【子ども】家庭用ネブライザーは買うべき?嫌がる子への工夫|看護師ママの体験談

枕を高くする

上半身を高くすると、鼻水がのどに流れにくくなるといわれています。
ただ、寝相の悪いうちの娘は、すぐに枕から落ちてしまって…。わが家には向きませんでした。

どれも、まったく意味がなかったわけではありません。
でも、原因の鼻水が多いままだと、夜の咳込みはなかなか落ち着かない。これが、わが家で実感したことです。

咳で吐く夜の、枕元の備え

毎晩のように吐いてしまう時期は、「吐くかもしれない」前提で準備しておくと、夜中にあわてずにすみます。
わが家の枕元には、いつもこれを置いていました。

枕元に置いておくもの
  • 防水シーツ
    布団まで汚れずにすむので、夜中の片づけと洗濯がぐっとラクになります
  • ビニール袋
    洗面器にかぶせたり、牛乳パックに袋をつけたりして、すぐ吐けるように
  • 水筒
    吐いたあとに口を潤すため。痰を出しやすくするためにも、水分は大切です

吐いたあとは、のどに詰まらないように顔を横に向け、落ち着いたら少しずつ水分をとらせてあげてください。

※胃腸かぜなどの「うつる嘔吐」のときは、片づけ方が変わります。嘔吐セットの中身や、胃腸炎かもしれないときの片づけ方は、こちらの記事にまとめています。

▶ 【子ども】「嘔吐セット」で備える!吐く前後にすること|看護師ママが解説

受診の目安

夜の咳の原因は、鼻水だけではありません。喘息など、ほかの病気が隠れていることもあります。

すぐに受診(夜間でも)を考えたいとき

  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
  • 胸がペコペコへこむような呼吸をしている
  • 唇の色が悪い
  • ぐったりしていて元気がない
  • 水分がとれない、おしっこが出ていない

日中に受診したいとき

  • 夜の咳込みが何日も続いて、眠れていない
  • 鼻水が長引いている、ねばねばした鼻水が出る
  • 咳が長く続いている

小児科と耳鼻科、どっちに行く?

相談ママ
相談ママ

小児科と耳鼻科、どっちに行けばいいんですか?

はる
はる

うちは、鼻水が原因だと見当がついていたから、耳鼻科に行ったよ。

後鼻漏は鼻の病気なので、鼻の奥まで診てもらえる耳鼻科が向いています。

一方で、熱がある、ゼーゼーする、ぐったりしているなど、鼻以外の症状があるときは、まずはかかりつけの小児科に相談するのが安心です。

夜間や休日で受診するか迷ったときは、こども医療電話相談(#8000)も頼れる味方です。

毎晩つらいママへ

最初は「大丈夫かな」と心配でたまらなかったのに、毎晩、何回も咳込みと吐き戻しが続くと、正直、寝不足でイライラしてきます。
私もそうでした。看護師でも、です。

いまは、咳をしていても「痰がからんでいるかな」「吐きそうかな」というところまで、少し様子を見るようになりました。
それでもやっぱり、咳き込んで一番つらいのは娘、娘も寝不足だよね、とも思います。

ちなみに、夜中にあんなに咳き込んでいても、娘は寝ぼけていて、翌朝はけろっと覚えていないことも多いんです。
ママだけが覚えている夜。それでも毎晩付き合っているママは、本当にがんばっています。

イライラしてしまうのは、あなたが冷たいからではなく、それだけ子どもに向き合っているから。自分を責めずに、ママも休める方法を一緒に探していきましょうね。

まとめ

この記事のまとめ
  • 子どもが夜だけ咳き込んで吐くのは、鼻水がのどに流れる「後鼻漏」が原因のこともある
  • わが家で夜の咳込みが減ったのは、耳鼻科での鼻の治療と、寝る前の鼻うがい
  • 加湿器・はちみつ・ネブライザー・枕を高くするは、よかった点もあるけれど、咳込みそのものは大きく変わらなかった
  • 吐くかもしれない夜は、防水シーツ・ビニール袋・水筒を枕元に
  • 呼吸が苦しそう、ぐったりしているときは迷わず受診。迷ったら #8000

夜の咳込みが落ち着いて、子どももママも、ぐっすり眠れる夜が増えますように。

参考にした情報

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